お米の浸水時間はどれくらい?季節や利用シーンによる違いや注意点を解説!

新米のおいしい季節となりました。収穫したてのお米は香りが立ってモチモチとしておいしいですよね!

今回は、普段はあまり自炊しないという方や昨今のキャンプブームに乗って外で料理をしたい!という方に向けてお米の浸水時間について解説します。

いざ、自分でお米を炊こうとすると意外と迷うことって多いですよね。今回はポイントを絞って浸水時間について書いています。少しでも参考になれば幸いです!

 

目次

1.浸水時間はどのくらい? 基本は30分~60分!

2.なぜ、お米を浸水させるのか?

3.特に注意すべき点は?

4.浸水させないと美味しく炊けない?

5.まとめ

 

 

1.浸水時間はどのくらい? 基本は30分~60分!

基本的には30分~60分ほど浸水させてください。

お米は60分で吸水量が飽和すると言われているからです。

季節ごとの温度により、吸水率が変わるので下記に目安時間を記載します。

 

夏場:30分~60分

冬場:60分~90分

春・秋:45分~

 

2.なぜ、お米を浸水させるのか?

炊きあがり時にお米の中心部に硬い芯が残る事を防ぐためです。

まず、浸水とは洗ったお米を一定時間、水に浸して吸水させることです。

吸水させることによりお米の中心部まで水分を行き渡らせます。

水分が行き渡った状態で加熱することにより、お米の芯までふっくらと柔らかい仕上がりとなります。

 

3.特に注意すべき点は?

・雑菌の繁殖!

→主に夏場の浸水時は注意。冷蔵庫や冷水の使用等の対策をおススメします。

・新米or 古米

→新米は表面がつるつるで古米と比べて浸水しにくい。気持ち程度長めに浸水しましょう。

 

※ちなみに浸水とは直接関係ありませんが、意外にもお米を乾燥食品と勘違いされている方って多いんです。

当社のお客様でも「暑い場所にお米を置いていたらカビがはえた!」「一か月間、段ボールから出さずに置いていたら虫が湧いた」とご相談される方がいらっしゃいます。

生鮮食品ですので浸水に限らず保管にはご注意を!

 

4.浸水させないと美味しく炊けない?

〈自宅調理の場合〉

ほとんどのご家庭で炊飯器をお持ちと思います。

最近は浸水機能が付いている炊飯器も多いため、確認の上ご判断いただくことをおススメします。

 

〈アウトドアの場合〉

浸水がより重要となるのはアウトドアにおける調理です。

この場合は多くの方が飯盒や鍋を使用して調理されることと思います。

屋外でもおいしいお米を食べたい!という方は、しっかり浸水させてから炊飯しましょう。

 

5.まとめ

・基本の浸水時間は60分。

・夏場の浸水時は、常温で放置しない。

・炊飯器調理の場合は、神経質にならなくてよい。(浸水を調整する機能付きの炊飯器が増えている為)

・アウトドアで調理する場合は、充分な浸水時間を確保する。

 

今回は、お米の浸水時間について要点を絞って解説しました。

炊飯器の進歩もあり、難しく考える必要は無くなってきているようです。

さらにこだわりたい!という方には、今後より詳しい解説をしていけたらと思います!